ご挨拶

 こんにちは。皆様からのアクセスをお待ちしておりました。
 さっそくですが、前橋の小学1年生こはるちゃんが学年末に書いた作文をご覧ください。


   こはるでよかった。
   まま ぱぱ こまち やさしい。
   みんなだいすき。
   先生も、いいづかせんせいでよかった。
   2年生になったら、どうなるだろう。  
   いい人がいっぱいで、よかった。
   ここに、いて、いいきもちがする。

 こはるちゃんは生まれつき体が弱く、たくさん病気をして心もいらだち、暴れて泣いて母親にも手がつけられないときがありました。しかし、そんなこはるちゃんを、ご両親は愛情ゆたかに辛抱強く受け止め、担任の飯塚先生もおおらかに迎えユーモアあふれる答えを返して、こはるちゃんは1年後にこんな作文を書くまでになったのです。
 私たち群馬子どもの権利委員会は、すべての子どもがのびのびと自由に自らを表現し、周囲の大人たちもありのままにその子を受け入れて、こはるちゃんのように成長してゆくことを心から願っています。すべての子どもが「自分は自分でよかった」と言えるようになってほしいのです。
 その大きな支えとなるのが、国連で採択され日本も批准している「子どもの権利条約」です。この条約は、「子どもの最善の利益」を第一に考慮し、子どもの「意見表明権」を尊重しながら、子どもが生命・教育・余暇などの権利を保障されるよう、締約国に求めています。弱い立場にある子どもたちの、まさに強い味方と言えましょう。
 私たちは、子どもの権利条約とその精神をさまざまなところで普及し実践することを、つねに行っています。国連では5年ごとに締約国からの報告を受けて審査を行い勧告を出しますから、それに合わせて群馬の子どもの状況を国連に届け、県内市町村にアンケート調査を実施して話し合いをします。保育園や学校を訪問して交流したり、「子どもの権利カルタ」を作成して普及したりするのも、楽しい活動です。
 今、子どもたちは、経済的な貧困、文化的な貧困、人間関係の貧困、学びの貧困などなど、さまざまな困難な状況の中で一生懸命に生きています。このサイトを訪れてくださった皆様が、そんな子どもたちをめぐる情報を交流しあい、学びあい、何よりも子どもたちの最善の利益を守り、発展させるためにこのサイトを活用してくださることを願っています。
 あなたも群馬子どもの権利委員会に加入され、私たち200人を超える仲間たちと力を合わせて、この有意義な仕事を始めませんか。いますぐ、『入会・問い合わせ』ボタンを押してみてください。事務局へ電話・ファックスをください。心よりお待ちしております。

会の紹介

Posted by gkodomo


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