群馬県内市町村へのアンケート（第３回）
子どもの権利条約に関する第３回市町村アンケート
2010年６月11日に、国連子どもの権利委員会から日本政府に対して「第3回最終所見・勧告」が出されました。これまでも群馬子どもの権利委員会では、「国連勧告」が出されるたびに、県内各市町村に対して、「子どもの権利条約」や「国連勧告」の周知、子どもの権利・人権擁護についての施策などに関するアンケート調査を2回実施しました。
「第３回最終所見・勧告」を契機に第3回目の「子どもの権利に関する群馬県内市町村へのアンケート」調査を実施しました。（2010年10月～11月）
【アンケート調査項目】
- 子どもの幸福や権利にかかわる職務は、どの部署で行っておられますか。
- 「子ども課」といった専門の部署があれば、部署の名と業務の内容を。
- 専門の部署がなければ、どの部署でどんな職務を扱っておられますか。
- 国連からの第3回勧告に関して、国や県から何らかの情報や通達がありましたか。
- あった場合は、どのような形でどの程度のものでしたか。
- なかった場合は、どのようにして第3回勧告についてお知りになりましたか。
- 子どもの権利条約や第3回勧告を、どのようにして住民に知らせておられますか。
- 小冊子などの印刷物があれば、その題名と内容を。できれば1部いただければ。
- ない場合は、どのような形で広報や普及を行っておられますか。とくに子どもに。
- 学校関係職員、社会教育職員、民生児童委員などに、どんな研修をされていますか。
- 条約や勧告をテーマにした研修をなさっていれば、いつ、どのような内容で。
- なさっていなければ、どのような形で研修をしておられますか。
- 条約と勧告が重視する「子どもの意見表明権」に、どう取り組んでおられますか。
- 子どもが思いや願いを自由に言えるよう、どんな方策を講じておられますか。
- 子どもセンターや児童館などの建設や運営に、子どもがどう関わっていますか。
- 最近問題になっている「子どもの貧困」の問題にどう対処しておられますか。
- 貧困家庭の子どもに対して何らかの援助措置などがあれば、具体的に。
- 「親子関係の貧困」とでも言うべき問題に、どう対応しておられますか。
- 家庭での子ども虐待、学校でのいじめや体罰に、どんな対策を立てておられますか。
- 予防策、相談制度、救済措置などがあれば、内容や実績などを具体的に。
- 保護者や職員に対して、この問題でどんな講習や研修を行っておられますか。
- 子どもの人権や権利が侵害されないように、どのようにしておられますか。
- 「子どもの人権専門委員」またはこれに準じる委員を設けておられますか。
- 自治体独自の相談、救済、監視の制度について、内容や実績を具体的に。
- 独自の「子ども権利条例」や「子ども権利宣言」を採択されていますか。また、子どもの生活実態を定期的に、あるいは最近、調査しておられますか。
- 民間団体と協力しておられますか。群馬子どもの権利委員会は、県当局や各市町村と力を合わせて活動する用意があります。どんなことを期待されますか。
【アンケート調査結果】
2011年９月に結果を発表しました。