パートナー通信 No.45
医者になりたい! 弁護士になりたい! 工学士になりたい!
~ 他の子と変わりません みんな大きな夢を持っている ~
多言語・多文化教育を実践するNPO法人「多言語教育研究所 International Community School (ICS)」が、伊勢崎市富塚町にあります。春休み中の3月末と新学期が始まったばかりの4月初めの2回にわたって同校を訪問し、子どもたちやスタッフと交流し授業にも参加してきました。
カイラン・ミックメーヒル:Cheiron McMahill さん(ICS理事長)との出会い
小林 美代子(世話人)
2011年2月6日(日)、桐生市保健福祉会館で開かれた講演とシンポジウムの会に参加しました。
テーマは『今こそ考えてほしい、「いじめ」「不登校」そして「子どもの人権」』。
講師は内田良子さん(心理カウンセラー)。シンポジストは阿久澤博さん(父親の立場から)、エリカ・ムラモトさん(外国人児童への日本語指導の立場から)、カイラン・ミックメーヒルさん(多文化共生の立場から)、そして、いじめられた経験を持つ当事者児童でした。
シンポジウムの中でカイランさんはたくさんの示唆に富んだお話をなさいました。最も印象深かったのは、ご自分のお子さんをいじめや不登校から守るために、ご自分で学校を創ってしまったというお話でした。とっても大変なことをとっても楽しそうに話されていることに、びっくりいたしました。「スクールホットライン群馬」に1年間で70件ほどのアクセスがあった。その中で7人くらいの子どもが上村明子ちゃんと同じような思いでいる、ということも話されました。
シンポジウム終了後、短時間でしたがカイランさんと直接お会いしてお話ができて、何とも刺激的な時間でした。群馬子どもの権利委員会のことも少しだけお伝えすることができました。初対面とは思えないほど親密に、好意的に受け止めていただき、とてもうれしかったです。
後日、「こどものけんりカルタ」「活動紹介リ-フ」「こはるでよかった」などをお届けいたしました。