パートナー通信 No.46
2011年度「定期総会」第2部報告 「書きたいことが頭の中に
いっぱいなんだよお!」
私はこの話を2月の世話人会議に提案しましたが、世話人の反応はさまざま・・・イメージが湧かない。子どもたちが集まらなかったら?そういう場所で子どもが読んだり、話したりするかなあ。子どもの意見表明権を保障する場をつくるという意味では大事なことだと思うけど…などでした。
でも私は「大丈夫やれるんじゃない?」と、とにかくどこまで出来るかわからないけれどやってみたいと思いました。それはこの一年間で勝山小のグループの他に前橋と高崎に2ヶ所同様のサークルが生まれていて、いずれも飯塚先生を囲んで有意義な活動を展開しているのです。
地域にしっかりと根を張り始めている飯塚先生とお母さん達の輪、そして子どもたちのパワー、その強力な地域の力に依拠すれば何とか出来るはずと確信していたのです。
飯塚先生は、3月、4月、5月と、各グループの集まりの度に、みなさんにお誘いのお声がけなど、さまざまなはたらきかけをしてくださいまいした。
どのグループでも、「家の子はたぶん読んだり話したりしないと思うけど、参加するだけなら行ってみたい」という方々が多かったようです。
「子どもは行かないと思うけど私だけなら」、「自分は無理だけど、子どもをどなたかに連れて行ってもらえるなら」…さまざまな事情がありました。ところが総会の日が近づくにつれて、参加出来そうという方々が増えてきました。それぞれのお家で親子さんが色々と話し合い、ご都合を付け合ってくださっていたのです。
当初借りていた定員34名の会場では間に合わないのではないかと心配になり、急きょ54名の部屋を追加手配しました。
いよいよ当日、天候に恵まれ、開場前から定員54名の部屋は子ども連れのお母さん、お父さんで溢れんばかりです。ハイハイ、ヨチヨチの赤ちゃんから保育園、幼稚園、小学校低学年、中学年の子どもたち…。お母さん方と、黒一点のお父さんの参加は、本当にうれしかったです。私は天に抜けるような思い、舞い上がってしまいそうでした。
子どもたちの顔も声もみんな興奮しています。会場のテンションも上昇するばかり。(実は私はこういう空気の中に身を置くことは最高に幸せ!!)
ともかく定刻10分遅れで、第2部本番は始まりました。
まず導入、河嵜清松さんの手あそびに全員参加していただき、心身の緊張を大きな笑い声と共にほぐします。続いて石橋峯生さんの空き缶を使って「モチモチの木」を見よう。光の性質、ファンタジックな世界への誘いです。これは時間の関係で作業の途中で中断し、別室に移動しました。そこで本題「私の思い話します。子どもも大人も」の時間です。
くわしい内容と会場の雰囲気等につきましては、ここに親子で参加された勝山小学校の高山美枝さん、咲来(サクラ)ちゃんのお二人からお寄せいただきました作文を紹介いたします。当日の様子をご一緒に体感していただけましたら大変うれしく思います。
追記
後日譚ですが、当日参加された方々、子どもも大人も、それぞれの方とそのご家族の生活に予想も出来ない程の大きな変化とうねりのようなものが起きています。
紙巾の関係で今回は高山さん母子お二人の文章の紹介とさせていただきますが、咲来ちゃんの作文は、集会参加後一気に書いたものです。
あの日を境に高山咲来ちゃんは毎日のように作文を書いているとのことです。「書きたいことが頭の中にいっぱいなんだよお!!」
高山美枝さん曰く「人生観が変わりました。」
(文責・小林美代子)
※ 実際のパートナー通信では、縦書きです。