パートナー通信 No.49
目次
2012年度 定期総会議案 の紹介
Ⅱ 2012年度 活動方針(案)
A 基本理念にそくして
- 子どもの権利、とくに意見表明権を守り育てる。子どもたちがさまざまな形で自分の思いや願いを表現できる場を保障するように努め、その子たちを励ましていく。
- 子どもの状況を知る。からだの状態・あたまの発達・食事・遊び・学習・貧困や虐待の問題など、保育園・幼稚園・学校・家庭で子どもたちの事実・実情をつかむ。
- 子どもと大人がいい関係性を構築できるように努力する。子どもをそのまま受け止めて思いに耳を傾け、子どもの状況を理解して行動するよう、大人たちに促していく。
- 子どもの願いを実現し、子どもを取り巻く状況を改善するために行動する。会員の声やアンケート調査などを生かし、県当局や県内自治体との話し合いを進める。
- 「子どもの権利条約」と「第3回国連勧告」の普及と学習を推進する。それを通して子どもの状況や子どもの考えを日本政府の政策に反映させるよう努力する。
B 活動経過をふまえて
- 県内市町村への第3回アンケート調査を活用し、県当局と一部自治体を訪問した成果を活かして他の自治体への訪問を続け、子ども行政のいっそうの改善を求めていく。
- DCI日本支部との結びつきを強化し、「子どもの権利条約 市民NGO報告書をつくる会」に積極的に参加する。「第3回国連勧告」の検討と総括にも協力する。
- 保育園・幼稚園・学校などの教育現場と連携する道を探る。保育園と小学校への訪問活動を活発化し、特色ある文化の各種の教育機関とも積極的に協力する。
- 会員の知恵を集めて『子どものけんりカルタ』の改善を続ける。また、ショート版とロング版のそれぞれのカルタの活用についても、研究と実践を進める。
- 一昨年度定期総会の講演記録『こはるでよかった』の普及に努め、リーフレット『こどものけんりじょうやく』の改訂も行って、地域などでの学習や活動を活発化する。
- 機関紙『パートナー通信』の年4回定期発行を守り、内容をさらに充実させて、一般会員と世話人会、ならびに会員相互の理解と交流をいっそう進める。
- 改訂版『活動の紹介と入会案内』を活用して、会員拡大の行動をいっそう強化する。ポスターの作成もさらに進めて完成し、その活用をはかる。
- 「教育ネットワークぐんま」に積極的に参加する。そこに結集する諸団体や研究所などとの連携を深め、そこが主催する集会その他の行事でも能動的な役割を果たす。
- 「群馬県青少年健全育成条例」への警戒を強め、「児童生徒支援カルテ」の導入計画も見守りながら、子どもの権利を不当に侵害することがないように監視していく。
- 高校生たちの自主活動を援助する。また、教育裁判を見守り、必要な支援を行う。とくに桐生の小学生自死問題は、事実を究明し子どもの権利を擁護する努力を続ける。