パートナー通信 No.62

2015年度「総会」報告(第一部 総会議事)

1 2015年度「総会」第二部企画

 5月23日(土)、群馬県生涯学習センターにて、2015年度「総会」を開催しました。午前中の第一部「総会議事」には10名の方が参加され、1年間の活動を振り返り、新たな活動の方針と予算を原案どおり決定しました。議案書と当日の資料を同封いたします。
 昨年度の活動の中で今後の大きな発展の基礎を築いたのが、玉村町で進められた、新版『子どものけんりカルタ』を地域や学校の子どもたちに広める取り組みでした。『パートナー通信』でも一部を報告してありましたが、この取り組みの中心的な役割を担った世話人の関口さんから総括的な報告をしていただきました。また、地域の活動を精力的に続けている「Annakaひだまりマルシェ」の今村さんからも、放射能問題から子育て、さらには地域住民の思いに応える「地域コミュニティー」づくりへと発展しているホットな様子を報告していただきました。
 今年度の活動方針は、「群馬の地域に根ざした活動」をよりいっそう大切にして進めようということで、方針案の「B:活動経過をふまえて」では、1『カルタ』『パンフ』の普及、2地域のさまざまな活動との交流、3子育て・教育機関との連携、4子どもの人権を守る取り組み、などを先に示してその成果をまとめる形で、5国連への『第4回市民・NGO報告書』づくりへと結び付けるとしました。
 『市民・NGO報告書』について、既に取り組まれている活動を踏まえて「テーマ、構成」を決め、執筆を始めよう、との意見が出されました。
 会員の減少傾向が続いていることについて、会員構成がどうなっているか検討する必要があるだろう。会の発足当時は、一般市民とともに、子どもに直接関わる人たち、保育士、教師、医師、婦人補導員、裁判所職員、児童相談所や児童福祉施設職員などさまざまな分野の人たちが参加していた。組織労働者がだんだん少なくなり、権利意識を高めるのに話が入りにくいという状況もあるだろうが、地域の会員が相互につながって自己実現の満足感を味わえるようにしたい。核になる人をどう増やすか、どういう働きかけができるか、答えは直ぐには見つからないが共に考えて活動して行きたい、との意見が出されました。
 今年度は世話人11人の体制で出発しますが、会計や事務局担当の実務を含め世話人の任務もさまざまあり、また、新たな視点で活動を広く発展させるためにも、活動の中心を担う世話人を増やして行く必要がある、との意見が出されました。
 世話人の高橋清一さんと阿比留とき子さんのお二人が退任されることになりました。本当に長い間、子どもの権利の擁護と前進のためにご尽力くださったお二人に心より感謝の言葉を贈り、今後も会員としての活躍を期待したいと思います。

(加藤彰男)

【2015年度 役員】
<世話人>
 大浦暁生(代表)石橋峯生(副代表)
 河嵜清松(副代表)加藤彰男(事務局担当)
 藤井幸一(組織担当)茨木邦子(会計担当)
 小林美代子(会計担当)八木清江 
 今村井子  関口信子  田辺純子 
<会計監査>
 福田利明  須田章七郎
(よろしくお願いいたします。)

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