パートナー通信 No.77

こんにちは ぐんまの子ども食堂さん!
群馬県内の子ども食堂を訪問
「みて(たべ)ある記」レポート

第2回 「あいおいこども食堂」

と き:2019年2月16日(土)
ところ:桐生協立診療所2階 
参加者:18人+ボランティア18人
     総勢:36人
メニュー:ピンクのちらし寿司、根菜汁、ニシンのグリル、切り干し大根のおろし和え、大豆・リンゴ・ブロッコリーのサラダ、水菜とかぶの浅漬け、ほうれん草のごま和え、トマト、みたらし団子

折り紙のお雛様が可愛らしく飾られウェルカムな雰囲気だ。大きな一部屋に食事とたたみ3畳の遊びスペースも設けてあるので保護者は子どもを見守りやすい。使い切れなかった、寄贈野菜などが安価で販売されている。

❦一階の待合室に机を並べて勉強しているのは小学生と群馬大学工学部の学生(自主的なボランティアの申し出が大学生側からあった)。宿題を持ってくる子も多く高校生や退職教員なども勉強を見ている。



あいおいこども食堂の特色は何と言っても副菜の品数が多いこと。食品に含まれる「五大栄養素」「三色食品群」「六つの基礎食品」など、豊富に取れそうだ。粕川美智子さん(料理家、野菜ソムリエ)がプロデュース、旬の野菜が中心の、言うまでもなく美味しいおかずたち、大変な強みだ。粕川さんは桐生市でレストラン『キッチンMVR』も経営している。このこども食堂の立ち上げの時から真摯に関わり、指揮をしている。「ジャンクフードに近いのかな?」などと思えるこども食堂も中にはあるが、しっかり食べて健康になる料理といえるだろう。

❦集まった子どもたちにクラフトや季節の行事を教えているのは保育士さんや元々子ども食堂の利用者さん。つかの間、子どもの手が離れ、保護者同士はのんびり。世間を騒がす虐待のニュースを防ぐために親たちの充実は欠かせないとすれば、おしゃべりでストレスのガス抜きができる場所があることは大切だ。



毎月制作、印刷、SNSなどで配信されている『あいおい子ども食堂ニュース』は本当に素晴らしい出来である。こども食堂系の発行物で群を抜く安定の読みやすさ。
 活動がこれ 一枚で見える。記事、写真、構成、細部までの気配り、センスがいい。編集者に拍手とねぎらいの言葉を送りたい。

《レポータ:S.B.》

場所:桐生協立診療所2階
   桐生市相生町2丁目554-7 (0277-53-3911)
日時:毎月第3土曜日 11時~2時
費用:こども無料、大人カンパあり 予約不要
お問い合せ: aioi.kodomo.shokudo@gmail.com
       0277-53-7934 (代表・丹羽:留守電)


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