パートナー通信 No.85

世話人会だより明けましておめでとうございますコスモス保育園 大前ちえり

 お正月休みが終わり、保育園は子どもたちの元気な声でにぎわっている。  年長さんは、コマ回しにあやとり、折り紙と冬の遊びに夢中。竹馬を乗りこなせるようになり、遊びを展開していく子どもたち。保育園で使っている箱形のイスを平たく並べて、竹馬で登れるか?楽しむ子供たち。そのうち、イスをたくさん運んできて橋のように並べ、最後まで落ちずに渡りきれるか?挑戦する姿は真剣そのもの。自分たちでおもしろいことを作り出し一喜一憂し、子どもたちが本気で考える「時間」は、なんと尊いことか!


年中さんと近くの裏山の神社へ。冬の間、人が入らず落ち葉だらけになったけもの道は道なき道…。「山の滑り台」と呼んでいる山の斜面は子どもたちが滑り、すっかり赤茶色の山肌が見えている。その日もズボンを土色にしながら何回も登っては滑って大笑い。あっという間に時間が過ぎた。


 帰り道、みんなで神社をお参り。お賽銭を用意してこなかったので、おやつに食べみかんの残りをお供えした。帰りながら子どもたちのおしゃべりを聞いていると、「○○は1000円もってる!」「○○ちゃんは100円玉があるよ」と。私が保母になったころは「オレ10円が10こあるんだ!」と鼻の穴を広げ、お金持っているんだと自信満々に話す姿がほほえましいな…と思ったのを思い出した。
 お金の価値感が変わっても、子どもにとって「大事なもの」の価値は今も、昔も、これからもずっと変わらないで豊かであって欲しいと願う。

かけがえのない いのち、人権、自由を子どもに
群馬子どもの権利委員会
〒371-0026 前橋市大手町 3-1-10 教育会館3階

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