パートナー通信 No.92
- 1. 2024年1月/No.92(通算108号)
- 2. 年頭のご挨拶 代表 加藤 彰男
- 3. 活動報告 4年目のお米プロジェクト 事務局長 芦田 朱乃
- 4. 群馬子どもの権利委員会30周年
みんなで楽しもう!「子どもまんなかフェスタ」 フェスタ実行委員 清水紅 & 関口信子 - 5. いつも子どもの笑顔と成長を願って
――「連絡会」の事務局を担って思ったこと―― 群馬県保育問題連絡会 石川芳子 - 6. パートナー通信91号「人権と教育を希望に」への返信
ジャニーズ問題から人権と性教育を考える 小林 美代子 - 7. 会員からの寄稿「笠懸図書館に自衛隊がやってくる」の問題について
群馬県高等学校退職教職員の会 須田 章七郎 - 8. こどもぺえじ
- 9. 会員からのお便り パートナー通信No.91の感想
- 10. 世話人会だより みんなで遊ぼう! あおぞら学校
芦田 朱乃
群馬子どもの権利委員会30周年
みんなで楽しもう!「子どもまんなかフェスタ」 フェスタ実行委員 清水紅 & 関口信子
ひよこ世話人と付録世話人の私たち(清水べ&関口)は、権利委員会の世話人会議に出席するのが好きだ。
だって背筋が伸びる。自分のままでいられる。本音で活発な意見が言える。なんつったって勉強になる。
「子どもに大切なものは何か」を中心に世の中の動きを知る。子どもの現状や対策について学び、語り合う。
鋭い嗅覚を使って集まった、意識を高く持って暮らす聡明な人たちの集まり。
なかなか無い、素晴らしい会だ。
さかのぼること30年前、超絶頭脳明晰な第一線で活躍する大先輩達が集まって子どもの権利を掲げ、子どもの権利条約を啓発しようとこの「群馬子どもの権利委員会」を作った。
みな、「子どもの権利?何だそれ?」って感じだったろうに何とも先を行く考えをもった人達だ。
むずかしい議論や意見を闊達に交換したり、子どもに関する取り組みのアンケートをとって自治体訪問をしたりと活動も前向きだ。
そんな熱い思いがエネルギーとなって難解な子どもの権利条約を分かりやすく言い換えた小冊子を創った。さらに遊びながら子どもの権利について学べる「子どものけんりカルタ」も創るなど群馬独自の活動も素晴らしい。
「遊びは子どものエネルギー」
「言おう話そう 自分の考え」
「それが第一 子どもにいいこと」
「ちがっていいんだ あなたとわたし」
「わかってほしい 子どもの心」等々。
どれをとっても子どもの最善の利益や意見表明権など日常の中で守られるべき大事な子どもの権利がリズミカルな言葉で表現されている。
そんな熱い思いの発足から30年…
今は可愛らしいおばあちゃんやおじい
ちゃんに変身したけれど、胸にある熱い魂は世話人会へ受け継がれている。
「子どもの権利」と言う基本的な考えもやっと日本に根ざしてきた感じだ。
そうだ!今まで頑張ってきた大先輩達へ敬意を表そうじゃないか。みんなが守り続けてきた「群馬子どもの権利委員会」!
ここいらでガツンとやってやれ!
そんな訳で30周年記念行事「子どもまんなかフェスタ」を前橋市でぶち上げることになった。
子どもも大人も自由に集い、遊び、学び、食べる、楽しむ、そんなイベント。
子どもの権利を守るべくエキスパートも集まり、子どもにまつわる諸問題にも対応する。
それぞれの取り組みや活躍がつながり、大きな力となって子どもを守る社会を育む。
子どもの権利条約こそ基本の基本だ!
今や自分として生きる力こそが求められる世界となった。どんな状況でも。