パートナー通信 No.96
- 1. 2025年4月/No.96(通算112号)
- 2. 活動報告 第2回フェスタ実行委員会 加藤彰男・芦田朱乃
- 2.1. 第2回子どもまんなかフェスタは
10代向け「for TEEN」 - 2.2. 実行委員会にも若者を
- 2.3. エンパワメント
- 2.4. 開催資金にご協力ください
- 2.1. 第2回子どもまんなかフェスタは
- 3. 報告:自治体訪問のとりくみ④ 前橋市こども未来部・福祉部・
教育委員会との懇談(概要) 代表 加藤彰男 - 4. 権利委員会 今後の予定
- 5. 活動報告 こども食堂ネットワークぐんまで講座 世話人 芦田朱乃
- 6. 世界の魅力発信中! 学生団体COEMU 齋藤静流(学生団体COEMU)
- 7. 寄稿 「唯一の戦争被爆国」やめませんか? 芦田 朱乃
- 8. 会員からのお便りパートナー通信No.95の感想など
世界の魅力発信中! 学生団体COEMU 齋藤静流(学生団体COEMU)
1. 挨拶
みなさん、こんにちは。「学生団体 COEMU」です。私たちは、様々な大学から集まる仲間たちと、未来の社会や自分たちについて考えながら日々の活動を行っています。今回は、そんな「学生団体 COEMU(以下、COEMUと呼称いたします)」の目指す未来や活動内容についてご説明したいと思います。最後まで読んでいただけると嬉しいです。
2-1. 団体の事業理念
私たちCOEMUは、「日本人と在留外国人が、言語や文化の違いを超えて相互理解を深めることで、互いの背景や文化を尊重し助け合うことのできる地域社会を築くこと」「日本人が在日外国人の直面する課題や世界の社会問題に目を向け、それらを理解する社会を実現することで、多文化共生社会の構築に寄与すること」を事業理念として掲げています。簡単に言い換えるなら、『言語・食べ物・音楽・ダンスなどといった「世界の面白さ」を伝えることから、「海外の方」への理解を促進し、「多文化共生社会」「グローバル人材の育成」を目指す団体』です。この理念を大切にし、いつも楽しく学びある団体活動を行っています。
2-2. 団体名の由来
「団体の理念については理解したけれど、COEMUっていう団体名は何か由来があるの?」とお思いの方がほとんどだと思います。そこで、「COEMU」という名前に込めた2つの想いについて、お話しさせてください。
まず1つ目として、「Coexistence Education(共存教育)、Communicative Education(コミュニケーション教育)、Collaborative Education(協同教育)」という3つの教育を、共に学ぶ(Co Education)姿勢を大事にしたいという想いを込めました。2つ目としては、多文化共生社会(Multicultural society)の実現のために必要な、様々な文化(culture)を背景に持つ人を、お互いに個人として尊重(respect)していく姿勢を「Multiculturespect (COEMUの造語)」とし、この「Multiculturespect」を備えた人材に成長し、育成したいという想いを込めました。
これら2つの想いから、私たちの団体「COEMU」は誕生しました。
3-1. COEMUの活動その①
Kalmia~国際キャリア交流会~
このイベントは、未来を担う学生が、国際協力に関するキャリアについて考え、行動するきっかけを提供することを主な目的とし、月に1回のペースで行っているJICA共催イベントです。
国際協力分野で活躍する専門の方をお招きし、実際の経験やキャリアパスについてのお話をしていただいています。参加者同士の意見交換や、ご登壇者様への質問も積極的に行っています。同じ志を持つ仲間と出会えたり、自分とは異なる 意見や経験を持っている人との交流を通じて、自身の視野を広げたりすることのできるイベントです。

3-2. COEMUの活動その①
Gunma Global Game Festival
このイベントは、昨年の12月に開催しました。「Esports」と「ボードゲーム」を通じて、子供たちが楽しみながら異文化に触れ、世界の多様性を学ぶこと、日本人と在日外国人がゲームを通じて交流し、互いの存在を身近に感じることのできる機会を設けることを目的として開催しました。
130名以上のこどもたちとその保護者が参加をしてくださり、様々なゲームに触れながら、自分たちが今まで知らなかった世界を知ることができたイベントとなりました。
3-3. COEMUの活動その③
ぐんまワールドフレンドフェス
このイベントは、今年の1月に開催したものです。児童館を中心としたつながりの創出と子供の社会参画の促進、在日外国人児童の居場所づくりと社会参画の支援、児童館の魅力発信と移住促進を目的として行いました。

SDGsワークショップでリサイクルの大切さを学んだり、虹色のビーズブレスレットを作製しながらジェンダー平等について考えたりしました。また、世界の遊び体験も行い、約350名の子どもたちやそのご家族が、異文化や持続可能な社会について学ぶ機会となりました。

勤務していた代表理事
3-4. 今後の展望
COEMUでは、上記3つの活動以外にも、海外の方とのオンライン交流会、他団体様と行う外国人児童への学習支援や国際交流イベントなども多く開催しています。
今後は、フェアトレードを通じた異文化理解促進活動や、「観光」と「国際交流」を関連させた地域活性化の仕組みづくりといった国際的な活動の他、こどもの権利について学ぶイベントなど、より交流を実施する世代や地域幅を広げていきたいと考えています。
4. 代表理事より
最後に、COEMU代表理事より、皆様に伝えたいメッセージがあります。
「あなたはどんな花を育て、どんな花になりたいですか?」
皆様の未来に正解や決まった道はありません。一つ付け加えるとしたら、「あなたが自分で進もうと決意した道」こそが、何よりも輝いている道なのです。何歳になっても自分の人生の選択権は常に自分自身に存在しています。十人十色だからこそ鮮やかなこの世界の中で、お互いに自分らしい魅力をたくさん秘めた花を咲かせ合うことができたら、こんなに嬉しいことはありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。またどこかでお逢いできれば幸いです。










