パートナー通信 No.50
第50号(全8ページ)のからの転載です。
2012年7月/50号(通算66号)
50号を迎えた『パートナー通信』 代表 大浦 暁生
私たちの『パートナー通信』が50号を迎えました。前身から通算して66号、世話人会と会員を結ぶもっとも確かなパイプとして、よく働いていると思います。
働きの第一は、会の活動を会員たちに広く知らせることでしょう。子どもの権利条約の普及と実践を柱とする市民の会ですから、国連への日本政府報告に対する市民の側からの報告書も作成すれば、審査を経て国連から出される所見と勧告を受けて、市町村へのアンケート調査を実施し県内自治体と話し合うこともします。また、条約を子どもたちに親しみやすいものとするために、カルタを作ったり学校を訪問したりします。
こうした活動を『パートナー通信』は報じてきましたが、これは同時に、子どもの権利について学習する素材や資料を提供することにもなります。そのため、国連の所見と勧告を紹介し解説するページを設けたりもしました。会員から寄せられた声を掲載して、会員相互の理解と交流もはかっています。会員の親睦にも役立っているのです。
ここ二、三年、『パートナー通信』は子どもの声をそのまま伝えることにも力を入れています。子どもの意見表明権とも関わって、子どもをありのままに受け止めることの重要性があらためて認識されているからです。前号に掲載された高山さく来ちゃん(八歳)の作文「なかよしの糸」はお読みになりましたでしょうか。
さく来の、おなかから、「なかよしの糸」が、お友だちにむかって、何本も出ている。
みんなと、なかよくしていると、その糸は、黄色く光ってつながっている。
だけど、けんかをすると、赤くなって、プチンと切れちゃう。
元にもどるのは、いがいと時間がかかるんだ。
子どもって、すごい想像力の持ち主ですね。私たちの大切な糸『パートナー通信』も、切れることのないよう、みんなでしっかり守っていきたいものです。
(注・原文は縦書きです。)
かけがえのない いのち、人権、自由を子どもに
群馬子どもの権利委員会
Gunma Committee for Children’s Rights