パートナー通信 No.42

2012年4月/No.42(通算58号)

2010年7月/No.42(通算58号)

20年の歴史、あれこれ、そして今を語る - ③繰り返し読み直したい

高橋 清一

 国連子どもの権利員会が、日本政府第3回定期報告審査を、2010年5月27日に行い、2010年6月11日に最終所見を採択し、公表した。パラグラフで91項目にわたる貴重な文書である。
 中国のことわざに「2度まで騙されるのは騙す方が悪い。が、3度目の騙しに遭うのは騙される方が悪い」というのがある。日本政府の1度目、2度目の勧告の実行は甚だ弱かったと思う。この限り日本政府は国民を騙してきた。今度の3度目の勧告を誠実に受けとめないで実行しなければ3度目の騙しになる。これを看過すれば、今度はわれわれが子どもたちを騙したこと、欺いたことになる。  だから今度こそ本気で勧告を受け入れ、実地に行動しなくてはならない。日本政府の第3回定期報告書には、きちんと実行しなかったのに、あたかも実行したかのように記述されている箇所が随所にある。国連の委員会はそれを見逃さなかった。これらについて一つ一つきびしく懸念を表明し、是正するように勧告している。
 われわれは、日本政府に対して、次回の2016年5月21日の定期報告書には、ウソを書かないことを要求したい。子どもの権利実態を正直に書いて、それらの改善された点も不備な点も正直に書いて欲しい。
 この最終所見全文は、これを増刷して、広く県民のみなさんに配布し、読んでもらいたいと思う。少なくともわが群馬子どもの権利委員会のみなさんにはお届けしたい。その責任が群馬子どもの権利委員会および世話人会にあると思う。子どもの権利を守っているフリではダメだ。そういうポーズを看過してはならぬ。実地にひとつひとつ前進することだ。
 この勧告原文には「子どもの権利とは、理念的にも、かつ具体的にもどういうものか」がのべられている。少なくとも今後5,6年間のわれわれの活動の目標、方針、行動についてのヒントが示されていると思う。
 できればみんなで勧告の学習集会を開催したい。少なくとも1,2年間は継続的に、系統的に学習したい。私などはこれまでの行動を自己批判して学び直したいと思っている。
 みなさんはいかがですか。


かけがえのない いのち、人権、自由を子どもに
群馬子どもの権利委員会


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