子どもの声・子どもの現状を国連に届けよう!
報告の募集について
群馬子どもの権利委員会では、子どもの権利や近年の子どもを取り巻く社会情勢などについて、国連子どもの権利委員会(CRC)への報告を広く募集しています。子どもにとってより良い社会を築くための意見を、国連に届けることのできる5年に一度のチャンスです。子ども本人、子育て中の保護者や祖父母、子どもに関わる仕事やボランティア活動をしている方など、多くの方から声をお寄せいただければと思います。
背景
子どもの権利条約に批准している日本政府は、5年に一度、国内の子ども行政や子どもの権利保障の現状について国連CRCに報告する義務があります。CRCは、同時に市民からも報告を受け付け、政府報告と併せて子どもを取り巻く状況の実態を把握したうえで、日本政府に改善勧告を行います。
特に今回から、日本政府による報告に先立ってCRCが質問状を出す方式になりました。したがってCRCが質問項目をまとめる際に市民側からの報告があることが重要な意味を持ちます。日本の子どもたちの現状をリアルに伝える報告が必要です。この市民からの報告は、主に「子どもの権利条約市民・NGOの会」が取りまとめ、国連へ提出しています。群馬子どもの権利委員会にお寄せいただく報告も、「子どもの権利条約市民・NGOの会」を通じて国連に送られます。
報告作成の流れ
1 資格を確認
あなたが、報告を出せる人か、確認します。
- ① 子ども・若者(25歳くらいまで)
- ② 子どもと日々関わっている人(保護者、教師、保育士、学童支援員、小児科医、 子どもに関わる分野の研究者、子育て支援活動のスタッフなど)
- ③ 子どもを取り巻く社会情勢、社会問題、子ども行政に関心のある市民
2 報告を作成
下のワードファイルをダウンロードして、記入をしてください。
- ① 名前(匿名希望でもOK)
- ② 立場:子ども・若者の場合:「高校生」、「大学生」、「社会人(23歳)」など 大人の場合:「保護者」、「中学教師」「子ども食堂ボランティア」など)
- ③ 報告の内容:テーマを1つに絞って報告してください。 いろいろ報告したいときは、テーマごとに分けて報告してください。
テーマの例:- 子ども・若者の場合:自分の夢や希望、「これが好き」「こんなことがしたい」 家庭、学校、社会への「こうあってほしい」「これは嫌」 自分や友達に起こった困り事、不満や不安 など
- 大人の場合:身近な子どもに、または子どもの周りで起こっている事実 家庭、学校、保育所、地域などでの子どもの様子 自治体や国の子ども行政や子ども施策とその問題点 など
- ※ 子ども・若者の場合、長さは自由です。
大人の場合は1報告6,000字以内。
報告の内容が、子どもの権利条約や過去の国連勧告のどの内容に関連するか 。
例:「29 条「教育の目的」には「人権などを守ることを学ぶ」と書いてあるのに、 学校で子どもの権利を教わっていない」
この部分は、群馬子どもの権利委員会にどしどし質問・相談してください。 報告のテーマや内容についても相談に乗ります。気軽に聞いてください。
絵などのスキャン、手書き文章のタイピング、手伝います。
報告書を書いてみたいけど、テーマ設定や書き方、条約について質問や相談がある方は、権利委員会のメンバーと話し合いながら「書く会」をご利用ください。参加費無料。
日時:7月25日(木)20:00~21:30
参加方法:jimukyoku.gccr@gmail.comに申し込んでいただくと、ミーティングURLを返信します
4 締め切り
第一次募集 2024年7月31日(水)