子どもの権利条約に関する第3回市町村アンケート(1)
- 1. はじめに
- 2. 【基礎事項】
- 3. 【質問項目別・回答内容一覧】
- 3.1. 1 子どもの幸福や権利に関わる職務は、どの部署で行っておられますか。
- 3.2. 2 国連からの第3回勧告に関して、国や県から何らかの情報や通達がありましたか。
- 3.3. 3 子どもの権利条約や第3回勧告を、どのようにして住民に知らせておられますか。
- 3.4. 4 学校関係職員、社会教育職員、民生児童委員などに、どんな研修をされていますか。
- 3.5. 5 条約と勧告が重視する「子どもの意見表明権」に、どう取り組んでおられますか。
- 3.6. 6 最近問題になっている「子どもの貧困」の問題にどう対処しておられますか。
- 3.7. 7 家庭での子ども虐待、学校でのいじめや体罰に、どんな対策を立てておられますか。
- 3.8. 8 子どもの人権や権利が侵害されないように、どのようにしておられますか。
- 3.9. 9 独自の「子ども権利条例」や「子ども権利宣言」を採択されていますか。
また、子どもの生活実態を定期的に、あるいは最近、調査しておられますか。 - 3.10. 10 民間団体と協力しておられますか。群馬子どもの権利委員会は、県当局や各市町村と力を合わせて活動する用意があります。どんなことを期待されますか。
5 条約と勧告が重視する「子どもの意見表明権」に、どう取り組んでおられますか。
(a)子どもが思いや願いを自由に言えるよう、どんな方策を講じておられますか。
前橋市
○各学校の方策としては、意見箱や相談箱を設けています。また、日常のチャンス相談に加えて特設の教育相談期間を設けて対応しています。さらに、中学校では「少年の主張大会」を実施しております。
高崎市 ○こども議会等を開催(平成21年度)
伊勢崎市
○日常的に子ども一人一人の人格を大切にし、教師と子どもや子ども同士の人間関係づくりを促進するなど、子どもが思いや願いを自由に言える人間関係づくりを図っております。また、言語活動の充実を目指すことにより、子どもが自ら考え、判断したことを的確に表現できる力の育成も図っております。【学校教育課】
沼田市 ○行事等の際にアンケートを実施。
館林市 ○小学生児童が意見や提案を発表できる場として、市子ども育成会と市教育委員会が連携し、毎年2月、市議会と同様に市の本議場にて実施する「子ども議会」を開催している。(*意見発表者は、市内各小学校からの代表2名づつ、合計22名)
藤岡市
○《学校教育課》
子どもの思いや願いを自由に言えるようにするために学校教育課では、次の2つの面から指導している。
一つは、児童生徒の悩みを早期に発見できるようにするための方策である。具体的には、各中学校区に配置したスクールカウンセラーの積極的な活用、定期的なアンケートや教育相談の実施、教育研究所における電話相談員の配置、生涯学習課との連携による青少年センターでの相談活動などである。児童生徒が教員以外にも気軽に相談できる体制を整えている。
二つ目は、子どもたちが自分の思いや願いを自由に言えるようになるための、教員の授業改善に向けての指導である。児童生徒の思いや考え、自由な発想を引き出しながら、全ての児童が「分かる喜び・できる実感」をもてるようにするための指導技術やノート指導、単元構成の仕方などについて、具体的に指導するなど、日常的な授業の中で自由に発言できる雰囲気をつくるとともに、自分の意見や思いを発表できる基本的な能力を養っている。
○《生涯学習課》
人権標語・作文・ポスターの募集事業で、子どもたち自身の人権センスを磨くとともに、中学生を対象とした「少年の主張」では素直な思いや願いを発表する機会を設けている。
富岡市 ○特に方策は講じていません。
安中市 ○とくに方策は講じていません。
榛東村 ○憲法や教育基本法に基づいて学校や家庭では取り組んでいると思うが、課としては特に取り組んでいない。
吉岡町 ○講じていません。
神流町 ○特になし。
下仁田町 ○教育相談員の配置。
中之条町
○現在行っている方策はないが、今後検討していく必要があると思います。
長野原町 ○特別な取り組みはしていません。
高山村
○小中学校に対しては、個を大切にする指導をしている。また、学校・行政間において情報交換等で連携を密にし、対応している。
片品村 ○行っていない。
川場村
○きめ細かな指導の徹底、授業改善、学期毎の悩み相談やアンケートの実施
みなかみ町
○町民なら誰でも参加できる「住民と語る会」を開催し、町長が直接対応しています。
明和町 ○特に実施していない。
千代田町 ○今後に向け検討中
邑楽町 ○具体的方策はない。
◇無記入:
太田市、渋川市、嬬恋村、玉村町
(b)子どもセンターや児童館などの建設や運営に、子どもがどう関わっていますか。
前橋市
新しい前橋児童文化センターを構想する段階から子どもたちの希望や願いについて収集し、基本計画に反映しています。また、運営についても利用した児童生徒にアンケートをお願いし、その意見を運営に活用しています。
高崎市 特になし
伊勢崎市
現在、市内には、2箇所の児童センターと7箇所の児童館があり、児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、情操を豊かにする目的の児童厚生施設があり、児童館では、放課後児童クラブ(小学1年から3年までの児童が対象)も行い、多くの子どもや乳幼児が利用しています。しかし、特に運営等には関わっておりません。【児童家庭課】
太田市 アンケ-ト等により意見を反映させている。
沼田市 当該施設が現在ありません。
館林市
建設や運営について特に関わりはありませんが、上記(「子ども議会」)の中で意見を聞く機会を設けております。
藤岡市 《子ども課》子どもは関わっていない。
富岡市 市立児童館の運営への子どもの関与はありません。
安中市 児童館を設置していません。
榛東村 関わっていない。
吉岡町 児童館の運営自体に子どもは関わっていません。
神流町
現在、子どもセンターや児童館がないため、今後建設することになった際には、設計や提案といった部分に、子どもの意見を取り入れる必要性は高いと思われる。
下仁田町 無し。
中之条町 当該施設はなく、関わりがない。
長野原町 施設の建設や運営には、特に参加していません。
高山村 関わっていない。
片品村 特になし。
川場村 子どもセンター、児童館の設置なし。
明和町 児童館は廃止の方向に進んでいる。
千代田町 現在は関わっていない。
邑楽町 保護者の参加はあるが、子どもまで及んでいない。
◇無記入:
渋川市、嬬恋村、みなかみ町、玉村町