パートナー通信 No.42
世話人会だより
☆ 第2木曜日、午後1時より、教育会館3階・教育文化フォーラムの事務局に於いて、定例の世話人会が開かれています。ご意見やご質問をお持ちでしたら、その外ついでにでも結構ですからお寄りください。
世話人会は専門家の集まりでも、特別な人たちの集まりでもありません。日本ではその存在すらも周知されていない「子どもの権利条約」を当たり前に守って、子どもが子どもとしてより健全に育つことをねがって活動している大人たちです。平均年齢はちょっと高齢かな。まあ、そう言ったところです。人数も10人ぐらいですから、まあ小じんまりとやっているというのが実際です。
それにしては「大きな仕事」をやっていると思います。「子どもの権利条約」と言ったって知らない人のほうが断然多いじゃないですか。そして“権利意識”というか、一般に権利ということが普段に使われることが弱い日本です。「人権」という言葉は時々耳にしますが、具体的には何もありません。大人の権利についても満足でない状態の中で、「子どもの権利」どころではないという声も聞かれます。そういう日本の社会で、子どもが子どもであって十全に育っていけるようにと希望しながらやっています。
日本政府は、国連の勧告を受けようが子どもの問題が発生しようが人ごとという態度にすぎません。子どもの健全な発達、引いては日本の未来を少しでも思いやるのであれば、権利条約の中味がどうであれ、子どもが子どもである権利を保障してやる責任は大人が持たなくてはならないでしょう。
子どもが子どもであるためにいちばんいいことを大人が考えて用意してやる、子どもはそれでもって最良の育ちができるように。
(副代表:田部井 三郎)
☆ 事務局から:
- 今号の「定期総会特集」のうち、『会計決算報告・監査報告、予算』『会員からのお便り』については、編集の関係で、別刷りにいたしましたのでご了解ください。
- 「第3回国連勧告」は完全訳版が届き次第、皆さんに紹介したいと思います。