パートナー通信 No.72

2018年2月21日

【地域の活動紹介】玉村町立中央小学校３年PTA親子行事
「親子人権教室」と学校での取り組み
担任の先生・保護者・子どもたちのみなさんより

　玉村町立中央小学校３年の親子行事「親子人権教室」で子どもの権利カルタ出前授業を行いました。子どもたちがとても明るくのびやかで発言も積極的！楽しい学校生活を送っている様子が伝わってきました。　親も子も心からカルタを楽しみ、カルタ言葉から人権的な学びや気づきの手応えを感じた親子行事でしたので、パートナー通信にて学校現場の声を紹介したい旨、お願いしたところ、快諾して頂きました。
　学校での人権的な取り組みや親子人権教室の感想、子どもたちの作った感性豊かな人権カルタなど、紹介させて頂きます。

（関口信子）

＜3年担任の先生より＞

　10月26日（木）５・６校時に、ＰＴＡ親子行事が体育館で行われました。今回は、児童68名、保護者47名で、「親子人権教室」をしました。講師として関口さん・小林さん・清水さんに来ていただきました。

関口さんから、人権についてのお話をしていただいたり、親子で人権カルタやジャンボカルタをしたりしました。　関口さんからは、「親子で一緒になって楽しく遊ぶこと」や「子どもの話をしっかりと聴いてあげること」が大切だというお話を聞きました。親子でカルタをして、とっても楽しい時間を過ごせました。
　その後は、親子人権教室のまとめとして、「ぼくたち・わたしたちの子ども人権カルタを作ろう！」に取り組みました。どの児童も子どもらしい読み札・絵札を作っていました。
　中央小学校３年では、「様々な活動を通して、相手の考えや気持ちを大切にし、協力し合える学年・学級づくりをします」というめあてを持って取り組んでいます。
　具体的な例を紹介します。一つ目は、帰りの会で「今日のキラッとさん」を発表していることです。これは、友だちのがんばりや優しい行いを皆に紹介するものです。二つ目は、11月に「自慢大会」を行ったことです。これは、「自分の良さを確認する」「友だちの良さに気づく」ことをめあてとして行いました。発表が終わると、自然と拍手が起こり、「すごいね。」という声がたくさん聞かれました。
　他にも各教科・道徳・学活などの授業や、日常的な活動において、それぞれの児童が自分の居場所があるという思いを持てるように考えています。

＜保護者の方の感想＞

　今回、親子行事で人権カルタをしてみて、まず率直な感想は、「すごく楽しかった！」ということです。子どもたちと一緒になって競い合いながら、大人もカルタに夢中になり、みんな大盛り上がりで楽しめました。帰りに、子どもたちからも、「楽しかったあ。」という声が聞けました。

　カルタの札には、相手のことを思いやり、助け合うことが大切さや、自分自身一人ひとりの大切さがわかりやすく書かれていました。その中で、子どもたちも人権について知り、身近に考えるきっかけになったのではないかと思います。
　また、読み札を見返すと、プラスになれる言葉がたくさんありました。もし、子どもが何かうまくいかなかったり、悩んだりした時に、このような前向きになれる言葉をかけてあげようかと、私にとっても参考になりました。
　関口先生の授業では、カルタを通して、子どもの権利や人権のことを知り、楽しく学ぶことができました。今後の生活の中でも、お友達を思いやり、助け合える良い人間関係を築いてほしいと思います。
　素敵な授業をありがとうございました。

＜児童の日記より＞「親子行事があったよ」

今日、親子行事がありました。まず、チームでじんけんかるたをしました。ゆうなちゃんのお母さんがたくさんとっていました。らいきくんが、合計で20まいですごかったです。わたしは、18まいでした。なので、とてもくやしかったです。大きいかるたもしました。大きいかるたでは、みんなといっしょにやりました。わたしは、１まいとりました。ゆうなちゃんも１まいとりました。たかしくんとらいきくんも１まいとりました。かなんくんは３まいもとっていました。とてもすごかったです。お母さんたちは、０まいでした。でも、ゆうなちゃんのママが、わたしがとれなかったときも、「だいじょうぶだよ。こんどとろうね。」といってくれて、とてもうれしかったです。なので、大人になったら、ゆうなちゃんのママみたいになりたいと思いました。
　おわるときに、自分のお母さんが来てくれました。自分のお母さんが、妹がいるのに来てくれて、心の中で「ありがとう。」と思いました。
　マイクで、さいごにすきなかるたを言いました。なんていったかというと、「長いじんせい、自分できめる」といいました。マイクで話すとき、とてもきんちょうしました。なぜかというと、自分のさいしょにつく「な」だからです。文もよかったからきめました。お母さんと「いっしょにかるたをいつか作ろうね。」とやくそくしたので、楽しみです。すごく楽しい親子行事でした。また、じんけんかるたをしたいです。