パートナー通信 No.89
2023年 年頭ご挨拶 やめないこと と すること代表 加藤 彰男
2023年あけましておめでとうございます。昨年中の諸活動への皆さんのご参加、ご支援ご協力に心よりお礼申し上げます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年の5月5日に子どもの権利条約31条の会から3冊の絵本が発行されました。その1つ『がまんしている でも やめない』から「新春子どもの気持ちクイズ」を出したいと思います。
最初のページはワニさんとブタさんの「がまんしている でもやめない」で始まります。次のページからたくさんの「やめないこと」や「すること」が飛びだします。
さあ、それでは、次の(①)に「やめないこと」、(②)に「すること」を、あなたの“子ども心”で書き入れてみてください。
がまんしている でも やめない
①( )をやめない
ぼくが ぼくであるために
わたしが わたしであるために
( )
いちばん いいことを みんなで みつけるために
❤あなたの言葉を同封の「ハガキ」で編集部まで送ってくださると嬉しいです。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まって間もなく1年。TVには破壊されていく都市や恐怖で引きつり涙する子どもたちの顔が毎日のように映し出されています。これをも口実に日本政府は「敵基地攻撃能力」保有・大軍拡・増税を進めようとしていますが、日本の子どもたちも現在と未来についての深い混迷と不安を感じていると思います。また、新型コロナ感染症の繰り返される拡大でも拭い去ることのできない不安を感じていると思います。私たち大人と共に今を生き、自分たちの力で未来を切り拓いていく子どもたちに、「現在の困難を乗り越え、丸ごと全部平和な地球で安心して暮らせる未来を創り出していける」、そのような力・人間性を育むことが今まさに私たちに課せられていると思います。
さて、時を遡って1993年2月、私たち群馬子どもの権利委員会は、会報No.1『第1回 群馬子どもの権利員会』を発行して、本格的な活動をスタートさせました。今年は設立30周年にあたります。当時は加入する「会員」をすべて「群馬子どもの権利『委員』」と称して、180余名の「委員」で構成されていました。会報No.1に掲載の「群馬子どもの権利委員会へのお誘いと申し合わせ」の言葉の中から紹介いたします。
*「豊かさの中の貧困」にあえいでいるわが国の子どもたちは、多くの事例が示すように、緊急に救出されなければなりません。
*私たちは自らを省みると、必ずしも子どもの権利を正しく捉えていないように思います。ときに子どもの人権を軽視することがあります。したがって、私たち自身、人権を尊重するとはどういうことなのか、たえず勉強し、子どもを悲しませないように努めたいと思います。
*誰でも、いつでも、どこにいても、できる行動に、ぜひ、ご参加ください!
21世紀の私たちが「やめないこと」と「すること」を皆で出し合い、粘り強く続けたいと思います。