パートナー通信 No.89
特集:群馬県「こども食堂フェア」レポート群馬県こども食堂フェア in 東毛芦田朱乃(あいおい子ども食堂)
東毛地域のこども食堂は桐生みどり地域と館林邑楽地域に偏在しているため、全体で1つのフェアに取り組むのではなく、2地域の住民がそれぞれ身近な場所でこども食堂を知ることのできる機会を作ることにしました。
まず10月10日に館林邑楽のフェアを、館林市の「第35回市民のつどい」と同時開催しました。6団体が子ども向けのゲームや遊びのブース出店、スイーツの販売、家庭で使われていない食品を集めるフードドライブ、こども食堂の周知や新規開設・ボランティアの相談受付に取り組みました。館林邑楽地域のフェア参加スタッフによると、400人分用意したアンケート用紙を使い切るほどの盛況ぶりだったそうです。
桐生みどり地域のフェアは、10月30日に桐生市の「第3回あつまれ!SDGsスーパーDX」と同時開催し、こども食堂8団体と新規開設を目指す団体で、子ども向けの体験・ゲーム・遊びのブース出店、軽食の配布や販売、こども食堂の周知や新規開設・ボランティアの相談受付に取り組みました。
筆者がスタッフを務める桐生のあいおい子ども食堂では、ヨーヨー釣り(無料)のブースを出し、300個のヨーヨーを用意しましたが、1時間半で在庫がつきて開店休業状態に。「あつまれ!SDGsスーパーDX」のほうの企画で、受付をした人にくじ引きの番号札を渡していたところ、900以上の札が出たそうです。
ハロウィン前日ということもあり、家族連れや青少年グループの中には仮装をした姿も多く見られました。夏の桐生八木節まつりが3年連続で中止になっているためか、大勢でにぎわっていること自体が楽しいといった、お祭りのような雰囲気に包まれていました。
東毛では、アンケート調査と併せて、回答者への景品としてこども食堂でよく配布するものと同様の食材をプレゼントし、こども食堂利用の疑似体験としました。
また、桐生みどり地域では8団体の場所や連絡先、開催日などを記したマップを作成して配布。多くの人がチラシを手に取っていきました。フェア後に実際に問い合わせをしてきてくれた人もいました。