パートナー通信 No.91

こんにちは ぐんまのこども食堂さん!群馬県内のこども食堂を訪問「みて(たべ)ある記」レポート

昼あそび会

「お昼ごはん作って食べてあそぶ会」

 夏休みのある日、こんな素敵なチラシと出会った。裏面には、子ども主体の夏祭り、社会を知る体験学習とあり、驚いた!

こども達が主体の夏祭りです。
こども達は考えます。
どうしたらお小遣いが増えるのか。
どうしたら売上があがるのか。
どうしたらお客さんがきてくれるのか。
どうしたら人は喜んでくれるのか。
そして成功もあれば失敗もある。
嬉しいことも悔しいこともある。
そして成長する。
自分で考え、身体を動かし、経験する。
それが、一番の「学び」になると思い、
企画しました。
この体験学習に参加しませんか?

 まさに子どもの権利条約の育つ権利や参加する権利を保障する子どもが主人公のお祭りである。
 こんな夏祭りの主催者に会ってみたい!子ども主体の夏祭りに行ってみたい!と帰省している孫を連れて出かけてみた。
 小2と年長の孫にとってはお金を使う体験学習だ。キャッシュレスの世の中になり、子どもたちが直接お金を扱う機会が無いという。それだけに、このお金を稼ぐ夏祭り企画は貴重な体験だと思う。
 会場はカラフルなテントが並び、子ども店員さんやお客様方で大賑わいだった。
 さっそく主催者のヤマアソビKIDSCLUB青木さんに取材の承諾を得てお店巡りが始まった。かき氷やさん、綿あめやさん、飲み物やさん、魚つりやさん、ヨーヨーつりやさん、チョコバナナやさん、射的やさん、お花屋さん、スタンプラリーなど子どもならではの楽しいお店がいっぱいである。

 中2の兄と小6の妹で営んでいたかき氷やさんを紹介したい。
 いつも学校から帰って食べているかき氷を売ろうと考えたそうだ。値段は150円。氷、シロップ、かき氷カップ、スプーンの仕入れ値を計算し、儲けも加味して値段設定したそうだ。普段から作り慣れているかき氷なので手際も良く、接客も上手だった。大盛況でカップが足らなくなってしまい、紙コップと割り箸を使って「訳あり50円」で販売していた。知恵を使った対応もできて感心。
 感想を尋ねると接客役の妹さんは、小さい子と触れ合うのが好きだから大変じゃなかったと言い、ひたすら氷をかいていたお兄さんは、中腰で腰と足が痛くなったそう。利益の使い方は旅行のお小遣いやまんがなどの趣味に使いたいと話してくれた。
 夏祭りで活躍する子どもたちにエネルギーと頼もしさを感じた1日だった。

昼あそび会

開催日時:第2日曜日9:00~16:00
開催場所:北橘公民館
定員:30名
対象者:子ども(小学生/中学生)
参加費:無料
https://support-for-children-and-parents.com/
問合せ先:080-5087-4544


inserted by FC2 system